芸能の旅


 



おわら風の盆


     『 ねっとりおわら どっぷり哀愁。
     とっぷり暮れて しらじらと朝を迎える。たっぷり堪能!
 

 9月3日 越中八尾の風の盆をはじめて見にいきました。夜中に着いてとっぷり暮れた八尾の旧町を胡弓、三味線、唄が静かに響き渡り、男女が明け方ちかくまでおどり練り歩きます。夜中すぎ、闇の暗さが増し、しんしと冷えてくる。(昼間は暑かったけど山に近いから冷えてくるんだって・・ホント)胡弓の音色が一段と張り1日〜3日に渡った風の盆のクライマックス。にぎやかな観光客が去り、踊り、流しに没頭できる時。この時間は八尾の人たちのものなんだなと思う。それでも尚残る観光客は全体的にシニア中心。人生の苦さも麗しさも経験してきた人たちだから、より風の盆の胡弓の音色にこころ奪われて、毎年通ってしまうのかもしれない。町流しは歩きながら演奏されるのだが、胡弓は色っぽいというかシナがあって、風の盆に訪れるミセスを魅了する。ミセスどころか男性さえも、うっとりと聞き惚れてしまうくらいだ。
 私も八尾にある十一の 町、主に鏡町、諏訪町を徘徊し、夜中2時をまわって上新町の一行と遭遇してからは、その後にぴったり張り付きました。そこの胡弓も三味線も唄も音色が深くて、私がそれまでに聞いた連よりこだわりが感じられたから。良かった。たっぷり堪能です。特に夜明け前、空がしらじらと闇から青に移ってゆく時、踊り方もいなくなって、流しだけが日本の道百選通りを歩いていくさまは、哀調のなかに凛とした魂の気高さを感じました。どっぷり哀愁につかりました。朝6時頃まで過ぎ去る夏を惜しむかのように弦の音が鳴きつづけていました・・・そして夢心地のまま朝いちの列車で帰路へ・・zzzz

 とこういうわけですヨ!大人の祭りやねー
はじめて訪れる人にどっぷりとおわら風の盆にひたってもらう為に、ぜひ独りで行かれる事をおススメ します。そして訪れる時はマナー良くおわらの皆さんのおすそ分けを楽しませてもらうつもりで行きましょう。

  

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